水質調査は河川や海の環境を保全・整備していくために、定期的に行われています。これらの調査に水中ドローンを導入することによって、どのような役割が期待されているのか徹底リサーチ。また、水質調査で必要となる水中ドローンのスペックについても紹介しています。
河川やダム、海洋などの水質調査の多くは、船舶やダイバーを手配して行う必要があります。そのため、調査範囲が広範囲になると何人もの人員を要し、多くの時間とコストがかかってしまうことが課題となっていました。
人による調査は天候や水温などの影響を受けやすく、効率的に作業が進められないこともあります。しかし、水中ドローンは無人の潜水機なので、どんな環境でも調査を実施することが可能。ダイバーの負担を抑えるだけでなく、人員を削減しても安全性の高い水質調査が行えます。
さらに、調査時間の短縮にも効果を発揮。水中ドローンのバッテリーが持続するまで、継続して調査を行えるため、広範囲の水質調査も効率よく作業が進められます。
国交省が2022年3月に琵琶湖の水質調査にて、水中ドローンによる試行実験を行いました。浮遊物や濁水の中でもしっかりと潜水し、水中の様子を撮影。水中ドローンに取り付けた採水パーツには、水質調査に必要な水量の水を採取できました。
水中ドローンは、ダイバーが潜水するには水質的に衛生的に問題がある場合や、今回のように調査の対象となるエリアが大きい場合などに有効な方法です。実験では40種類のパーツが取り付けられる産業用の水中ドローンを使用しています。
水質調査の場合は推進力があり、水質が悪い環境の中でも正常な動作が行える水中ドローンが適しています。水中ドローンに取り付けられるアクセサリやパーツの中に、採水のためのパーツがあるかをチェックしておくことが大切です。
水中ドローンの推進力や取り付け可能なパーツの種類は、メーカーや水中ドローンのタイプによって大きく変わります。水質調査を目的としている場合は、推進力と取り付けられるパーツ数に気を付けて選んでみてください。
数ある産業用水中ドローンの中から、用途別におすすめの製品を紹介しています。産業用水中ドローンは、海外で作られる製品がほとんどを占めており、メーカーから直接購入するよりも、国内の代理店から購入したほうが独自の保険や日本語でのサポートもあるため安心して長く使用できます。
安心して使用できる産業用水中ドローン(ROV)をお探しの方はぜひ参考にしてください。
インフラ設備点検、測量
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引用元:QYSEA公式サイト https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/fifish-e-master-navi.html
| 耐圧深度 | 200m |
|---|---|
| カメラ | 4K30fps+AI鮮明化+146°超広角レンズ |
| 照明 | 最大10,000ルーメン(5,000lm×2灯) |
| 姿勢制御 | Q-DVLステーションロック(ホバリング安定)、下方ソナー、ARレーザースケーラー、2D/3Dマッピング |
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作業が必要なら
引用元:Blue Robotics公式サイト
https://bluerobotics.com/store/rov/bluerov2/
| 耐圧深度 | 最大300m(アルミ筐体採用時)※アクリル筐体なら最大100m |
|---|---|
| カメラ | 1080p/30fps HD広角低照度カメラ(チルト±90°) |
| 照明 | 2灯または4灯構成で最大6,000ルーメン(調光可能) |
| 姿勢制御 | 6~8基スラスター(T200)+BlueOS搭載Navigatorで制御流れのある環境でも高推力と精密な操縦が可能 |
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引用元:Delair Marine公式サイト
https://www.delairmarine.com/autonomous-rov-seasam/
| 耐圧深度 | 最大100m |
|---|---|
| カメラ | 1080p/30fpsの低照度対応HDカメラ水中視野:約80° |
| 照明 | 標準:2×1000ルーメン(110°ビーム角) オプション:2×10,000ルーメン(濁水や暗所での捜索向け) |
| 姿勢制御 | 7基のスラスター(6自由度)+ 自律制御アルゴリズム障害物回避、壁サーボ機能、最大約2.4ノット(1.25m/s) |