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水中ドローンのメリット・デメリットとは

目次

さまざまな事業で導入され始めている水中ドローンですが、革新的な技術の進歩によって無人機でもさまざまなことが実現できるようになりました。そこで、水中ドローンを業務に導入すると、どんなメリットがあるのかを紹介。デメリットについてもお伝えしています。

メリット

人が立ち入れない場所も撮影できる

水中ドローンであれば、潜水士が入れない場所にも潜入可能。これまではリスクが大きく、実行できなかった調査や点検が行えるようになるため、正確性もアップします。

安全面の確保と工数やコストの削減

潜水士による作業は危険を伴いますが、水中ドローンは無人機なので安全性の高い作業が行えます。また、水中をどこでも自由自在に移動できるため、従来の水中調査よりも効率よく作業が進められ、業務に関わる人員も削減できるのでコストパフォーマンスにも優れています。

遠隔操作にも対応

5G通信を利用することで、遠く離れた場所からでも操作が可能!水中ドローンの映像を確認しながら、リモート操作で作業を実行したり指示したりできるため、現地に行かなくても業務を行うことが可能です。

デメリット

コストが掛かる

産業用の水中ドローンは高額なものが多く、保険などにも加入する必要があるため、ある程度の資金が必要になります。しかし、必要なスペックのものを選べばそれほど高額になることはありません。一度に支払う金額は高くなりますが、潜水士などの人件費や調査の度に発生する諸経費などを考えると水中ドローンの方がお得です。

操縦に慣れる必要がある

水中ドローンは有線なので、個人差はありますが操作に慣れるまでには時間を要する場合があります。水中ドローンの操作が学べるスクールや、水中ドローンの操縦に長けているオペレーターの派遣を行っているところもあるので、導入を検討している場合は、そういったサービスを利用してみるのもおすすめです。

まとめ

水中ドローンはこれまでの業務を効率的に行ってくれるだけでなく、人命の危険リスクの回避や業務のコストカットなど、たくさんのメリットがあることが分かりました。デメリットもいくつかありますが、機種の選び方や操作方法などをあらかじめ学ぶことなどで回避できます。水中ドローンは、これからのビジネスには欠かせない存在になるため、導入することをおすすめします。

導入場所ごとに適した
水中ドローンを見る

【用途別】
産業用水中ドローン(ROV)を紹介

数ある産業用水中ドローンの中から、用途別におすすめの製品を紹介しています。産業用水中ドローンは、海外で作られる製品がほとんどを占めており、メーカーから直接購入するよりも、国内の代理店から購入したほうが独自の保険や日本語でのサポートもあるため安心して長く使用できます。
安心して使用できる産業用水中ドローン(ROV)をお探しの方はぜひ参考にしてください。

インフラ設備点検、測量
配管点検なら

QYSEA/ FIFISH E-MASTER NAVI

QYSEA/ FIFISH E-MASTER NAVI 引用元:QYSEA公式サイト https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/fifish-e-master-navi.html

特徴
  • ホバリング安定機能で強い水流下でも安定した撮影・測定が可能で、人が潜れない環境でも安全かつ正確な点検を実現。
  • 配管や貯水槽など排水せずに点検可能。水を抜くコストや時間を削減でき、作業効率向上に。
スペック
耐圧深度 200m
カメラ 4K30fps+AI鮮明化+146°超広角レンズ
照明 最大10,000ルーメン(5,000lm×2灯)
姿勢制御 Q-DVLステーションロック(ホバリング安定)、下方ソナー、ARレーザースケーラー、2D/3Dマッピング

危険箇所での
作業が必要なら

Blue Robotics/BlueROV2

Blue Robotics 引用元:Blue Robotics公式サイト
https://bluerobotics.com/store/rov/bluerov2/

特徴
  • 暗所でも視認性を確保できるカメラを搭載しているため視界不良の現場でも安定した作業を実現
  • アルミ筐体で最大300mの耐圧性能を持ち、深水域や危険箇所でも活躍
  • オープンソース設計で拡張性が高く、危険箇所や特殊環境に合わせたカスタム仕様が可能。
スペック
耐圧深度 最大300m(アルミ筐体採用時)※アクリル筐体なら最大100m
カメラ 1080p/30fps HD広角低照度カメラ(チルト±90°)
照明 2灯または4灯構成で最大6,000ルーメン(調光可能)
姿勢制御 6~8基スラスター(T200)+BlueOS搭載Navigatorで制御流れのある環境でも高推力と精密な操縦が可能

水難事故の
救助捜査なら

Delair Marine

Delair Marine
引用元:Delair Marine公式サイト
https://www.delairmarine.com/autonomous-rov-seasam/

特徴
  • 救助捜査では、流れのある環境や複雑な地形での操作が求められるが、自律制御アルゴリズムで目標を追尾しつつ障害物を回避できる。
  • 10分以内にセットアップでき緊急時の出動に適している。バッテリー交換式で、長時間の捜索にも対応。
スペック
耐圧深度 最大100m
カメラ 1080p/30fpsの低照度対応HDカメラ水中視野:約80°
照明 標準:2×1000ルーメン(110°ビーム角)
オプション:2×10,000ルーメン(濁水や暗所での捜索向け)
姿勢制御 7基のスラスター(6自由度)+ 自律制御アルゴリズム障害物回避、壁サーボ機能、最大約2.4ノット(1.25m/s)
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