水難救助では、遭難者の早期発見が重要なカギを握っています。救助の場面で水中ドローンを導入することによって、どのような役割が期待されているのかを調べてみました。また、救助活動で必要となる水中ドローンの機能についても解説しています。
救助の現場では、何よりも迅速な対応が求められますが、水難救助では水温が非常に低い場合や夜間で視界が悪い場合などは、潜水士が捜索活動を行うことができません。また、沿岸部では潜水士の安全面でのリスクが高く、汚濁が激しい場所は衛生上の問題が懸念されており、救助活動が思うように進まないケースもあります。
しかし、水中ドローンを導入することによって、水温の低さや視界の悪さに関係なく捜索を行うことが可能。汚濁の激しい海でも潜水士の安全面を気にすることなく、救助活動ができるようになります。
推進力のある水中ドローンであれば、荒波などの悪条件の海中であっても正常な動作で潜水・潜航することができるため、これまで難航していた救助活動においてもさまざまなサポートができると期待されています。
水難救助の訓練で、水中ドローンを活用した救助演習を行っています。100メートルの水深に対応した小型タイプの水中ドローンを使用。4Kの高画質のカメラを搭載しているので、救助者をはっきりと確認できます。
水中ドローンが水中の状況を素早く確認し、救助を行う潜水士に伝達する役割を担うことで、限られた時間の中で確実に救助者を救出しやすくなります。水中ドローンとの連携は、これからの水難救助には欠かかせないものになりそうです。
救助活動の現場で使用するには、コンパクトかつ推進力のある水中ドローンがおすすめ。水深が深い場所まで一気に潜水できるパワーがあるがあるものが適しています。
また、遭難者を鮮明に撮影できる高画質のカメラ機能や照度の高い照明を搭載していると、さらに救助活動を円滑に行うことができます。水中ドローンは、メーカーや機種によって機能に差があるので、気になる水中ドローンを見つけたら比較してみるといいでしょう。

五條市消防団は五條市や吉野郡十津川村を管轄する消防団です。吉野川は川遊びのスポットとして学生や親子連れが集う場所でもありますが、毎年水難事故が起こってしまう川でもあります。水難事故の捜索をする際に、目視だけでなく水中ドローンを導入することで、効率よく作業を行うことができるため、今回の導入に踏み切りました。
水中ドローンでは、流れのある川でも捜索ができるほか、潜水士が潜れない、人が入ることのできない小さなスペースを映すこともできます。有事の際の仕様だけでなく点検作業にも使えるため、作業の効率化に期待ができます。
また、水中ドローンの使用時に心配である充電についても、陸上から電気を送ることのできるシステムもあるため、長時間の作業になっても再充電の必要がありません。
最大潜水100mのプロフェッショナル仕様の水中ドローン。-10~60度までの水温で使用可能で、スピードも3段階調整できるのが特徴です。6000ルーメンのライトを搭載しているので、暗所でも活躍します。
バッテリーを充電しながらの作業ができるようになるシステムです。通常静水域で6時間、1m/sの水流下で1時間半の稼働時間であるFIFISH V6 EXPERTでも、FIFISH _陸電供給システムを使うことで長時間稼働させられます。クイック充電ができるほか、標準装備で200mの送電距離があります。
- 操作の練習は必須だが、実際に水中の確認ができることで捜索の幅が広がる。
- 狭い場所への潜航は捜索だけでなく水利点検にも使える。
- 広域消防の方でも使用してみたい。今後の導入も検討の余地がある。
数ある産業用水中ドローンの中から、用途別におすすめの製品を紹介しています。産業用水中ドローンは、海外で作られる製品がほとんどを占めており、メーカーから直接購入するよりも、国内の代理店から購入したほうが独自の保険や日本語でのサポートもあるため安心して長く使用できます。
安心して使用できる産業用水中ドローン(ROV)をお探しの方はぜひ参考にしてください。
インフラ設備点検、測量
配管点検なら
引用元:QYSEA公式サイト https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/fifish-e-master-navi.html
| 耐圧深度 | 200m |
|---|---|
| カメラ | 4K30fps+AI鮮明化+146°超広角レンズ |
| 照明 | 最大10,000ルーメン(5,000lm×2灯) |
| 姿勢制御 | Q-DVLステーションロック(ホバリング安定)、下方ソナー、ARレーザースケーラー、2D/3Dマッピング |
危険箇所での
作業が必要なら
引用元:Blue Robotics公式サイト
https://bluerobotics.com/store/rov/bluerov2/
| 耐圧深度 | 最大300m(アルミ筐体採用時)※アクリル筐体なら最大100m |
|---|---|
| カメラ | 1080p/30fps HD広角低照度カメラ(チルト±90°) |
| 照明 | 2灯または4灯構成で最大6,000ルーメン(調光可能) |
| 姿勢制御 | 6~8基スラスター(T200)+BlueOS搭載Navigatorで制御流れのある環境でも高推力と精密な操縦が可能 |
水難事故の
救助捜査なら

引用元:Delair Marine公式サイト
https://www.delairmarine.com/autonomous-rov-seasam/
| 耐圧深度 | 最大100m |
|---|---|
| カメラ | 1080p/30fpsの低照度対応HDカメラ水中視野:約80° |
| 照明 | 標準:2×1000ルーメン(110°ビーム角) オプション:2×10,000ルーメン(濁水や暗所での捜索向け) |
| 姿勢制御 | 7基のスラスター(6自由度)+ 自律制御アルゴリズム障害物回避、壁サーボ機能、最大約2.4ノット(1.25m/s) |